限りなく透明に近いブルーを読んでみて|想像したくないことを強制的にイメージさせられた

どうも佐藤幸輝(@kokixxx621)です。

前回コインロッカー・ベイビーズの紹介をしましたが、今回は村上龍の処女作である限りなく透明に近いブルーの読書感想文を書いてみようと思います。

コインロッカー・ベイビーズを読んでみて|エグさや痛さの中を駆け抜けた気がした

2016.02.13

この記事はネタバレしちゃいけないと思って、かなり中途半端になってしまいました。今回はネタバレもあります。と言っても作品的にネタバレしたから、読んで驚きが減るような作品じゃありません。

ちなみに舞台になっている福生は、神戸からみたらほぼ地元です。母は完全に福生で育った人なので、この頃のこの地域の話は色々聞いています。

群像新人賞と芥川賞受賞の村上龍デビュー作

村上龍さんの処女作です。ちなみに内容はドラッグとセックスです。いきなりではないと思いますが、この作品でデビューしたら後の作品辛いだろうなって思いました。

今までの芥川受賞作品の中で単行本と文庫本合わせて一番売れた本みたいです。ちなみに367万部。

限りなく透明に近いブルーの概要

米軍基地の街・福生のハウスには、音楽に彩られながらドラッグとセックスと嬌声が満ちている。そんな退廃な日々の向こうには、空虚さを超えた希望がきらめく。著者の原点であり、発表以来ベストセラーとして読み継がれてきた、永遠の文学の金字塔が新装版に!

出典 新装版 限りなく透明に近いブルー 背表紙説明文

ちなみにこの背表紙の説明がすごすぎて、自分で簡単な概要を書くのをやめています。他にもwikipediaだと、

詩的な表現や過去に前例の無い文章表現などを多用し、当時の文芸界に衝撃を与えた作品である。荒廃していく若い男女を描いたために、よく石原慎太郎の『太陽の季節』と対比される。ストーリーは村上龍が20代の頃過ごした福生市での体験を基にしている。当初の題名は「クリトリスにバターを」であったが、露骨な性表現のため改題した。

  出典 Wikipedia

過激すぎると思うかも知れませんが、中身読んだら「なるほど」と納得できるかと思います。

限りなく透明に近いブルーの舞台である福生の紹介

読んだ感想になるかわかりませんが、16号が懐かしいなって思いました。先程もお伝えしましたが、実はほとんど僕の地元です。正確に言うと少しずれていますが、小さい頃からよくこの舞台になっているだろうところに頻繁に行ってました。国道16号沿いに米軍基地の横田基地があって、アメリカンなお店がたくさんならんでいるんです。

僕の話で申し訳ないですが、小さいころ基地の中に親戚が住んでいて、よく基地の中に入ってました。普通だと1年に1回しかない航空祭でしか中には入れないんですけど、よく行ってました。ハロウィンしたり野球したりしました。

なので僕の頭のなかでは福生の状況が鮮明に描写できてしまって、物凄く懐かしさを感じました。

通っていた中学校と国道16号沿いの場所

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お前の通ってた中学校の情報イラネーよって思ったかも知れませんが許してください。横田基地は空軍基地で中学生の頃、飛行機の音うるさいなと思って過ごしてました。

こ東京環状ってかいてあるのが国道16号線です。

ちなみに福生あたりの16号沿いはこんな感じなんです。

1651018_orig死ぬほど通ったハンバーガー屋

1621265_orig横田基地入口

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1948851_orig小さい頃から死ぬほど連れてかれたピザ屋

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出典 福生の観光スポット

いま見てもらった画像は綺麗なところでちょっとした観光地になっているところなんですけど、作中で出てくるとにかく退廃したハウスのイメージはおそらく赤線と呼ばれる場所だと思います。

戦時中に西福生と東福生を分けていたところで両国の兵士が歩き回ってたところです。ちなみに治安が悪いと言われるのはこの場所があるからです。

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出典 https://goo.gl/Prkxnp

 

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出典 https://goo.gl/Dymu5f


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大人になってからも親戚の人に行くなと言われてたクラブ

出典 https://goo.gl/34H4G5

物凄く前置きが長くなりましたが、限りなく透明なブルーに出てくるドラッグとかセックスの文化っていうのは、この赤線から始まっているものだと思われます。

このイメージが出来上がっていて読んだので、福生を知らずに読んだ人とでは感じた印象がかなり違うのかなって思いました。

ちなみに僕の母親は中学高校ぐらいの悪い子は「ほぼみんな薬やってて、シンナーがマシなぐらいだった」そんな場所みたいです。たぶん盛った話だと思いますが…

ちなみに現在でもそういことがあるかというと全くありません。昼間とか観光したら楽しいと思います。

福生は東京のこの辺にあります。

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限りなく透明に近いブルーを読んでみた感想

やっと感想です。すいません(笑)

村上龍さんの本って基本的にできれば考えたくないことを強制的にイメージさせるなと思いました。前回コインロッカー・ベイビーズを読んだ時も思ったのですが、限りなく透明に近いブルーを読んで確信しました。

読者に強烈なものをイメージさせるというか匂わせるというか、そういう迫力がすごいです。めっちゃ強制されます。僕だけかもしれませんが、、、

本書の解説にも書いてありましたが、この本を出した後に、村上龍さんこの後出す作品の全ての要素が入っていると話しています。コインロッカー・ベイビーズ読んだあとだったので「なるほど」としか思わなかったです。

それほどの迫力がある作品なので、ぜひ味わってみてください!

レビューはこちらから!

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