中村文則「教団X」を読んで|何故生きるのか、それは物語を生むため。

どうも佐藤幸輝(@kokixxx621)です。

教団Xを読んだので、感想を書いていきます。中村文則さんの本を読んだのは今回が2回目です。前回は去年の冬、きみと別れを読み、「コレが中村文則さんの作品なんだ!他のも読んでみよう!」と思ったまま、随分と月日が経ってしまいました。

「個々の人間の心理の奥の奥まで書こうとする小説。」「現時点での、僕の全てです。」と中村文則さんご自身が言っていたので、買うことを避けられませんでした、、、

書評はあまり得意ではないですが、教団Xをオススメしていきます!

1.「教団X」の物語を一言で表すと

絶対的な何かに盲信する気持ちよさに溺れる人間たちの心理を描いた物語です。

2.物語の概要

主人公の楢崎は、自分の前から姿を消した立花涼子の行方を追って、危険な「教団X」に入り込んでいく。

物語は、対照的な2つの教団の間を行き来して進む。一方はセックスで人を洗脳し危険な「教団X」。もう一方は来る者拒まずのほのぼのした教団。

楢崎を始め、2つの教団に関わる人間たちが、教団Xの進める「世直し」のためのある計画に巻き込まれる。

その中で、圧倒的な闇と圧倒的な光をこの物語から感じることができる。

3.特に注目すべき人物の言葉

来る者拒まずな教団の長である松尾の言葉に共感し、心揺さぶられました。少しネタバレになりますが、一部を紹介します。

『物語を発生させるために我々は生きている。』

『今、日本の中に気持ちよくなろうとしている勢力があります。第二次世界大戦の時、日本は気持ちよさを求めた。個人よりも全体、国家を崇めよ。その熱狂の中に見を置くことに快楽があった。人々は卑小さを忘れることができ、大きな「大義」を得ることで、自分の人生を自分で考えなければならない「自由」という「苦労」から開放された。今日本の一部は、あの熱狂を再現しようとしている。』

参照元「教団X」中村文則

4.まとめ

書評になっていないかも知れませんが、手抜きで記事を書いてみました。人間は何かにすがりたい生き物だという本質が見れたことが、この本を読んで1番得られたことかも知れません。気になる人は是非読んでみて下さい。

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